豹牙(ほうが):05 総合評価:やはりお薦めの艇です

○豹牙の乗りやすさについて
乗りやすさの点において、前艇のヒートビートは優れていました。
その乗りやすさは、そのまま豹牙に引き継がれました。

ヒートビートと豹牙のハルは同型なので当たり前といえば当たり前なのですが、カヤックの乗りやすさという事では重要な点です。

初めて乗るとV字シェイブのせいで乗り込んだときのぐらつきにやや戸惑うかもしれませんが、漕ぎ出してからの安定感は問題ないので初心者でも問題なく乗りこなせる艇だと思います。

豹牙は追い風や追い波でも針路がぶれずに進んでくれます。
これは荒れたコンディションの時には特に実感できます。

○取り回し
ヒートビートの時に気になったのがその23kgという重さ。5mを超える長さのせいもあって、艇庫からの運搬などの取り回しでは苦労しました。

ところが今回の豹牙ではその重さを感じません。単にヒートビートの重さに慣れたという事ではありません。

実は ヒートビートでは艇の重心位置にコックピットのサイブレイスがあったため、担ぐ時に肩を入れる場所が重心からずれた位置になっていました。それで実際以上に重たく感じていたようです。
豹牙になってサイブレイス無しのコックピットにしてみたらこの問題はあっけなく解決、長さの割には担ぎやすい艇に変身していました。

○カラーリング
豹牙は完全カラーオーダー。グラデーションパターンも3種類の中から選べます。自分だけのオリジナル艇が作れます。

今回は紫と白のグラデーションにしました。
このカラーは自分でもなかなかのものと気に入っているのですが、ハルも紫にしてしまったため、擦り傷が目立つことになりました。日に日に増えていく擦り傷は痛々しくあります。
やはり船底は白にするのが賢明だったようです。

○積載量
ヒートビートに比べ前室のハッチが有効に使えるというのは大きな進化です。これだけでも乗り換える価値は十分にありました。
前と後ろで用途による荷物を積み分けることでツーリングの幅が大きく広がります。

○価格
このFRP艇が188,000円というのは十分に安いと思います。
この価格を見ると30万円以上もする他のFRP艇と何が違うんだろうと疑問に思えてしまいます。

○総評として
初心者でも十分乗りこなせる艇だと思いますが、それより入門艇を買って物足りなさを感じた頃に乗り換えてみるのに最適の艇だと思います。 豹牙に乗るとカヤックの面白さの幅が広がります。

(2003,8,16)

 

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