後悔日誌 (本当は航海日誌のつもりなんだけど)

2002年11月9日

葉山大浜海岸でパドルコーストのカヤック試乗会があるので参加することにました。
この日の天気は「南西の風強く、波2,5m」普通はこんな日は海には絶対に出ないのですが試乗会もあるし、そう遠い距離じゃないので多少の無理はしようと艇の準備。浜にパドルクラブのS氏がいたので一緒に行くことにしました。
久留和の湾内でも波が打ち上げるほど、湾を出たらうねりが高くて目の前の尾ヶ島も隠れてしまう波の高さです。一緒に漕いでいるS氏の艇も波の間で見えません。長者ヶ崎の前の波砕帯に嵌らないように大回りして大浜海岸まで漕いで上陸。
艇を降りて浜に引き上げようとして愕然としました。ナント後部ハッチが開いていて浸水しています。 あの波の中よく沈まなかったものだと青くなってしまいました。
ハッチの留め方が悪くて途中の波で外れて流されちゃったのか、それとも最初からハッチを閉め忘れていたのか……、今日の自分の行動を考えてみるとハッチを閉めた記憶がありません。それなら出発した浜にまだハッチが置き忘れられているかも、と2.5kmの距離を歩いて久留和海岸まで戻ってみました。この波ではハッチなしでは帰れないので必死です。
浜に行くと波が打ち上げているだけでハッチはなし、失意のまま駐車場に行ってみたら、あの懐かしいスミレ色のハッチがありました。誰かが浜で拾って置いていてくれたようです。(拾ってくれた方、ありがとうございました、感謝です)
カヤックが沈まないのは防水ハッチが気室となっているからです。ハッチ開けたままもし途中で波に巻かれてひっくり返っていたら、そのまま海底に沈んでいたかもしれません。今考えても恐ろしいことです。まさに「後悔日誌」にふさわしい事件でした。
また2.5kmの距離を歩いて(カヤックで漕ぐとそんな距離に感じないけど、2本の足で歩くとけっこうな距離です)大浜に帰ってようやく試乗会に参加。
受付で500円の参加費を払うとパドルコーストのラインナップに乗り放題。おまけに初心者にはちゃんと指導もしてくれるということでこんなにお得なイベントはありません。
アトランティック、ショアライン、フェーゴ、ミスティック、いつも気になっていた艇の乗り心地を楽しみました。
デザインかっこいいし、きれいだし、乗りやすいし、みんなが欲しがるのも判ります。
雲行きが怪しくなってきたのでS氏と一緒にまた久留和まで戻りました。相変わらず波が高くて大変な状況です。波砕帯にさえ入らず波にまっすぐ入れば超えられるだろうと覚悟して漕ぎ出したのですが、いくつか波を超えたところで目の前の海が壁のようにそそり立って頭の上に崩れてきました。頭から波の中に突っ込んで何とか無事に抜けられましたが、これは波に強いヒートビートのバウ形状と安定性のおかげです。こういう荒れた状況では安定している艇のありがたさが身にしみます。
久留和に帰った頃に雨がぽつぽつと降り始めてきました。スターンハッチの中は砂だらけだったのでそれを掻き出して洗って片付け、どっと疲れた一日でした。航行距離3.0nm(5.4km)、平均速度3.0kt