後悔日誌 (本当は航海日誌のつもりなんだけど)

2004年7月4日

週末になると台風が来て海に出られないというパターンが続いていました。
今週も台風7号、8号が日本に接近。
太平洋側を進んだ8号は関東地方を離れて通過したので天気は問題なし。

気がつくと梅雨前線なんてどこかに消え去っていて今年の梅雨はもう終わりじゃないかとも思います。

上の航路図は3日(土曜日)に菜島まで往復したときのものです。
朝8時に久留和海岸を出て菜島に上陸。台風の余波でうねりは入っていたけれど風もなくて天気は快晴。
台風の後ということもあって海上にはいろんな浮遊物がありました。なんでこんなものが海にあるの??と思うようなものまで浮かんでいます。浮遊物ウォッチングもシーカヤックの楽しみ方の一つかもしれません。
菜島の波打ち際でサンドイッチを食べてから1時間くらい昼寝。
そして気がつくと海ははるかかなたに……。
この時期は一年のうちでも昼頃に一番潮が引きます。潮が引くと遠浅の菜島。そのために島のどこから艇を出そうかと悩んでしまいました。

4日の日曜日は朝からKOA主催の「救命講習会」
大自然を相手にシーカヤックをやっていると、いつどんな災害に巻き込まれないとも限らないのでこういう技術は大切です。

そのために講習会は大盛況。
久留和漁協の集会所を借りて大勢のカヤッカーが受講しました。
横須賀消防署の西分署から指導員を招いての厳しい講習です。

最初はまず座学から。
止血法や応急手当の基礎知識。また毒をもった恐ろしい動物に襲われたときの対処方法など実生活で役に立つ知識をいろいろ習いました。 これで明日からは街中で猛毒怪獣ガブラやグリーンギラー星人に出会っても安心です。

座学の後で、とても興奮するビデオを見てからいよいよ実技です。

人間は多量出血で30分、呼吸停止で10分、心臓停止だとわずか3分で死亡率は50%になります。この3分の間に救命手当を行えば死なずに済む人が増えるわけです。

あいにく会場には心肺の停止した人間がいなかったために実技は人形を使って行われました。
この人形はとてもよく出来ていて、ちゃんと気道確保をしてやらないと人工呼吸も受け付けてくれません。
人工呼吸と心臓マッサージを救急車が到着するまで続けるわけです。
参加者全員がこのお人形を相手に消防署員の指導のもとに実技を行いました。

最後に終了考査があるので、みんな必死です。全身全霊を込めての心臓マッサージ。パドリングで鍛えた腕で全体重をかけて心臓マッサージをするんだから生身の人間なら肋骨は粉々になってしまいます。それでも心臓が動けばokです。

厳しい実技指導が終わってからいよいよ終了考査。今日半日で覚えた技術を総動員して人形を生き返らせます。
そこは優秀なシーカヤッカー、全員が考査合格だったようです。合格者には後日終了証が送られてきます。

明日からは久留和周辺で心臓が止まっても大丈夫。選りすぐりのシーカヤッカーがあなたを蘇生させてくれるはずです。