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首里城の風水1 城壁
首里城は太平洋戦争で焼失して、戦後は琉球大学のキャンパスとなっていました。現在の首里城は1992年に再建されたもので首里城公園の中にあります。shurijo8s.jpg (11709 バイト)

首里は地理的には南北に長い沖縄本島の背骨のように走る丘陵(沖縄には山脈というほど高い山がないので、やはり「丘陵」でしょう)の南の端に位置します。北からの龍脈が那覇市を抜けて那覇港(東シナ海)に注ぐ流れの上にあります。
その首里のなかで右に白虎、左に青竜を抱ける地として城を構えたのが今の首里城の位置にあたります。
戦争中の砲撃や戦後の開発などで現在の周囲の地形は変わっていると思いますが、龍脈の上にあるのは判ります。実際の龍穴は正殿よりももっと下に下った場所(木曳門のあたり)にあるようです。

現在の首里城の再建にあたっては1712年当時の様子を再現したようです。そういう事を前提に見ていくと風水的に興味深い仕掛けがいろいろな所に見受けられます。

shurijo5s.jpg (11968 バイト)判りやすいところでは曲線によって作られている城壁があります。
城壁は地形に応じて作られてはいますが、その風水的な地の利を活かした設計で曲線の城壁になっているようです。

また湧き水を龍樋(りゅうひ)を使って取水口としているところも風水的な発想の産物でしょう。shurijo4s.jpg (14148 バイト)

またこの龍樋以外にもいたるところで「龍」がシンボルとして扱われています。

   →首里城の風水2

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