「風水」は大地と天のエネルギー(「気」と呼ばれます)を活用するシステムです。
この気をうまく使えば健康や金運などに効果があるとされています。風水で考える健康は本人の体調だけでなく、子孫繁栄にまで及びます。また金運は商売繁盛、千客万来となる効果で表れます。 事業や商売で風水を使うには、まずは本人の器というのを考えなくてはいけません。
同じように風水を良くしても、人によっては数億円の利益を得られますが、ある人には100万円の単位しか利益を得られません。それは本人の器の大きさの差です。
風水はその人の器いっぱいに利益をもたらすことは出来ますが、器の大きさを変えることはできません。
ただ、良い風水に恵まれていれば徐々にその人や家族の器の大きさも変わっていくのですが、それは副次的なものだと思ってください。
もしも風水が悪かったとすると、たとえ本人が大きな器を持っていたとしても利益は溜まってきません。
風水師はそういったところを改善するのが仕事です。本人の持っている器いっぱいに気が流れてくるようにお店や住まいを変えることが出来ます。
余談ですが、基本的に人の持つ器の大きさは本人の「徳」によって決まるとされています。
このあたりが風水が宗教と結びついちゃう部分ですが「神様を蔑ろにしない」という姿勢が大切です。
風水では道教の神様を奉りますが、わたしはどんな神様でもいいと思っています。その人がクリスチャンだったらキリスト様を奉ればいいし、仏教徒なら仏様を大切にすればいいと思います。
信心はその人の徳を高めるシステムになっています。自然を愛し、家族、隣人を大切にする。こうしたことで徳が高まり、自分の器も大きいものになっていくのです。
既存の宗教を使わずに、独自の方法で極めてもいいのですが、ここはやはり長い歴史と経験を持つ宗教のシステムやマニアルを使ったほうが簡単だと思います。
住居や事務所、店舗など人が生活に使うところを陽宅と呼びます。これに対して墓所を陰宅と呼んで、風水ではどちらも重要と考えます。
生活する場ではない陰宅の風水を変えて自分に効果があるかどうか疑問に思うかもしれませんが、古来から風水で重要視される陰宅の風水を改善するという行為は本人の徳を高めるのではないかと思います。
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