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●タロット占術について●

ここを読む方はタロットカードの占い方についての基本的な知識などは持ってい ると思うので、それ以外の実践的な部分について書こうと思います。
■タロットカードはランダムに出るのか?
これはよく質問される事です。カードを適当にシャフルして並べるのでカードはランダムに出てくると思われているようです。だからインターネットなどで使われるコンピュータのタロット占いでも乱数でカードを並べる方法が多く使われてしまっているようです。

実際にタロットをやった事がある人は判ると思いますが、スプレットにはそれなりの意味を持ったカードが不思議と並びます。これはランダムに出てきているとは思えない現象です。
タロットに代表されるカード占い、また筮竹を捌く易などの占いの結果が現実と符合することは「シンクロニシティ」という考えで研究されています。 これは全く別の事象が不思議に同期する現象の事です。

*このシンクロニシティについては「ユング」とか「シェルドレイク」「ライアル・ワトソン」あたりをキーワードにしてインターネットで検索すれば詳しい解説が見つかると思います。もっと知りたい方はぜひ調べてください。

タロットでは質問者と対面してカードを切る事でカードの並びに共時性や類似性が発生すると考えています。
占う内容(質問者)に共鳴してカードが並ぶという考え方なので、カードがデタラメ(ランダム)に出てきたとは捉えていません。

実際の経験上も不思議にリンクしたカードが並ぶので何かの力が作用しているのだと思います(って、科学的じゃないですけど)。
これは占い師の力量というよりも場の力のような物なので、占い師には霊感や予知能力のような物は不要です。だからタロットカードは初心者がやってもよく当たる占いと云われます。

■実占で大切な3つのポイント

「カードを占う内容に共鳴させる」と書きましたが、そのために必要なポイントがいくつかあります。

大概の入門書に書いてある事ですが、落ち着いた精神状態で神聖な雰囲気を作るというような事です。
これは単なる儀式や作法のように思われますが、実はけっこう大切な点です。
わたしも昔はデパートのエスカレーターの横でテーブル並べて……という雰囲気でやっていた事もあるのですが、あれはいけません。
最近はデパートの占いコーナーもつい立があったり個室が作られていたりと環境は良くなっているようです。占う側、占われる側の両方にとってこの雰囲気作りは大切です。照明とか机の大きさや高さなど些細な事ですが、ぜひ気を遣ってください。

カードのシャフルを相手にやらせたり、術者と一緒にやったりする方法もあるようですが、わたしはシャフルは術者が一人でやるという事にこだわっています。
この時に大切な事が占う対象(問題)を明確に意識してシャフルするという事です。
シャフルしながら占う内容を聞いたり、なんだか判らないうちにシャフルするようではいけません。カードを出す前に占いに必要な事はすべて相手から聞いて自分の中で問題を整理してからシャフルを始めてください。シャフルの最中は雑念を払って問題を強く意識すること。

最後は自分と相性のいいカードを使うという点です。言葉で書くと「カードと対話できる」とか「カードと心が通いあう」というような陳腐で抽象的な表現になってしまいますが、これは体感してもらうしかありません。何種類かのカードを使ってみればカードの違いというのは判ってくると思います。
どのカードが良くてどのカードが悪いというのはありません。他の人に使えないカードでも自分にはぴったりということもあります。要するにカードとの相性です。
今の日本で手に入るカードはかなり豊富にあるので自分にぴったりのカードは必ず見つかるはずです。

以上の3点、どれも入門書に書かれているような事ですが。
1:雰囲気,環境
2:シャフルの時に問題を強く意識する
3:相性のいいカードを使う

これさえ気をつければ初心者でも驚くほど当たるタロット占いが出来るはずです。

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